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2009年4月26日 (日)

蜉蝣峠

というわけで、梅田芸術劇場で劇団新感線の蜉蝣峠を見てきました。面白かったです。

以下ネタバレありなので今後見に行く方は要注意っと。

今回はいのうえ歌舞伎なのに脚本がクドカンで、メタルマクベスの時の違和感がどうにも不安だったんですが、今回はあまり気にならず楽しむ事が出来ました。クドカン作品には珍しく時代劇調ということもあってか、脚本のギャグっぽい部分はああクドカンだなあーと思わせるんですが、演出とか役者さんの演技がやっぱり新感線のノリで、上手く融合してた感じです。登場人物の設定とかセリフまわしは中島かずきさんとは違うなーと思いましたが。良くも悪くも子供っぽい馬鹿さが出てますよね。あとは舞台だから放送禁止用語とかもガンガン出せるんかなーとか。中島かずきさんが書く馬鹿とはちょっと違う馬鹿っぽさです。

客演は堤真一さん、高岡早紀さん、勝地涼くん、梶原善さん、木村了くん。なんか客演のなかでも若手イケメン二人の役どころが何だか凄い事になってた。勝地君が役者崩れの女郎、木村君がヤクザを継ぐために男になる女っていう。微妙に恋仲になった挙げ句、救われない結末だしなあ。

物語の舞台は地獄の吹きだまりのような宿場町「ろまん街」。元は賑わう宿場町だったのが、十数年前の大量無差別殺人事件によって二つのヤクザの抗争が絶えない街になった街。そこに、役者崩れの銀之助と過去の記憶を無くした闇太郎が訪れる事から物語は動き始めます。闇太郎はかつての事件での生存者であったため、街では伝説になっていた人間。闇太郎を巡ってヤクザの思惑が絡みあい、かつて未来を誓った幼なじみお泪との再会があり、再びの惨劇へ話は進んでいきます。

ギャグで笑えるシーンは多くあるのですが、主人公でありながら正体の知れない闇太郎の暗さがあるため、全体的にも殺伐とした雰囲気です。決して元来の悪人では無いのですが、自分は誰なんだろうという不安定さが常にある感じ。ここらへん、古田新太は流石に上手いです。対するは酒を呑んでは人を切るという堤さんの天晴。街を二分するヤクザ、天晴組の首領でありながら、己が成り上がる為には街を役人に売っても構わないという考えの外道なんですが、堤さんがやると徒っぽい雰囲気になりますね。ただのヤクザ者ではない感じが出てました。一応ラスボス扱いではあるんだけど、ボスというよりは闇太郎と共通する暗さを持った人物に思えました。でも軍鶏の夢は相当面白すぎですよ堤さん。

作中音楽は個人的にはイマイチ印象に欠けた気がします。でも歌は少ない代わりに皆上手かったなあ。終わった後に何故か五右衛門ロックのテーマが脳内を流れてて、自分でもびっくりさ!ゲキシネ行きたい。

そういやパンフレット。粟根さんのところにコメントを寄せていたのが、あの中澤一登さんでびっくりしました。昨年一緒に仕事したって書いてたけど、何の仕事だったんだろう。

上演が12:30~とかで、お昼ご飯を食べる時間が無かったので劇場内に売ってるスコーンを買ったんだけど、なんていうか大変厳しい状態でした。バニラビーンズの風味が効いていて、上品な味なのでスコーンとしては正解なのかもしれない…と思いつつ、単体で食べるにはパサパサしすぎて2口で挫折しました。一口に対して消費する烏龍茶の量が半端ねえ。海苔眉毛め…!今食べたらちょっと湿気てるせいか大変美味しいです。

久々にビッグマンの下にある紀伊国屋書店にも行ったんですが、さすがの紀伊国屋書店!本ならなんでも揃うね!やっとくもん出版の文庫本を見つけましたっていうか児童書じゃなくて中学生向けの所にあったんだけどそれは無いだろう紀伊国屋。もし紀伊国屋に無ければ難波のジュンク堂しか無いだろうなーと思ってたんで、見つかって良かったです。無いんだよー。地元の本屋とか難波の旭屋とか天満橋のジュンクも見たけど無かったんだよー。児童書の文庫コーナーはものっそい久々に見ましたが、青い鳥文庫のアナログな絵に混じって、最近は今風少女漫画絵の挿絵や萌え系の可愛い絵が多くて、メディアワークスやジャイブなんかも参入してるしで大変カルチャーショックを受けました。ジャイブってミツルギのジャイブですよ?みたいな。フォーチュンクエストもあったけどポプラ社から出てましたね。そういや元々の電撃の方はどうなったんでしょうか。途中で読むの辞めちゃったんだよなあ…。あと青い鳥文庫は宮部みゆきさんの作品を児童書化しまくってるけど、汚い大人の一面もかいま見える作品が多い気がするんでそれって良いのか…?

買ったのは「あやかし探偵団」シリーズという、ぶっちゃけたところ挿絵で買ったんですが!児童書の小説じたい随分久々に読んだんですけど面白かったです。あんまり説教臭くないし、基本的に近いところの冒険なのがいい感じ。キャラクターもそれぞれ立っていて、読んでて混乱するような事も無く。何より探偵団ものは小学生の頃、凄く好きだったんで懐かしさもありました。ようやく明るい話というか気楽に読めるものを読めて良かったです。まあ犯人おとがめ無しって感じでは無いんですけども、陰惨な事件とかは無いので子供向けってそこら辺安心して読めていいなあ。

次は何読もうかなー。大きい本屋に行くと本が多すぎて逆に戸惑います。テンションは無駄に上がるけど。

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