« IZOも行く事になりました。 | トップページ | 身体は糖で出来ている »

2008年2月17日 (日)

森田剛は悪くない。

というわけで16日夜公演のIZO行ってきました。森田君は悪くないというか、いや、演技とかは思ってたよりは全然良かった…んだけど。

個人的にはそこまでのめり込めなかった…。

IZOは人斬り以蔵もとい岡田以蔵をモチーフにした舞台だったんですが、この以蔵、新感線史上トップクラスのお馬鹿な主人公で。しかも、「難しい事はわからないが惚れた女の為なら命がけ」というタイプの馬鹿ではなく、ただ自分の頭で考えて行動する事が出来ず、尊敬する師匠である武市半平太に指示された通りに「天誅を下す」という名目で暗殺を繰り返す半面、所属する土佐勤王党にとって敵である勝海舟の護衛を請け負い、それを咎められたり。

作中では「自分には剣しか無い」とは言ってはいましたし、上の者の都合が良いように使い捨てられる悲哀を描いてるのはそうなんですけど、それにしてもお前馬鹿すぎるぞと。

何がアレかって、呼ばれもしない暗殺現場に押し掛けて一人で斬りまくったり、金の為に罪のない商人を「天誅」したり、一方的にライバル視していた田中新兵衛の刀をヒロインおみつ(幼なじみだった好きな女の子)に盗ませて暗殺の現場に置く事で陥れたりしているのに、その卑屈さ、卑劣さみたいなのがイマイチ出て無かったんですよね。武市に気に入られんが為の行動の割には、武市の怒りを買うほどお粗末な行動しかしていない訳で、そこらへんにちぐはぐな感じをうけました。周りの登場人物にも「どうするんだ」と散々言われても変わらなかったからなあ。

剣で世の中を変える、という純粋な思いがあったのに、どうやって変えるのかを自分では全く考えていないっていう。武市の愛弟子というポジションが、いつしか便利な使いっ走りの殺し屋になり、最後には疎まれて毒殺されかけ、その時に愛する人を失う。尊敬する人に距離を置かれた悲しさ、田中新兵衛が重用される事への嫉妬。可哀想な奴だなあ、という部分はあるんですけども。そういう性格だからこそ、あの結末なんだろうけど…モデルが実在人物故に、打ち首な結末も変えようが無いっちゃないしなあ。

全体的には綺麗にまとまっていたんですが、ここのところスクリーンの使用が多いのと、殺陣のシーンが多いにもかかわらず一騎打ちだったり切羽詰まるような見せ場があまりない、回転する舞台も血糊演出も吉原御免状がデジャブる…というのもあって、ちょっと新感線としての新鮮味は欠けていた気がします。ただ、使用される映像のCGは微妙ながらも効果は流石に上手い。

で、どうしても新感線分が薄い。今回粟根まことさんがものすごく普通の演技で、唯一いつもの新感線っぽかったのは右近健一さん。これは脚本が違う人だったのもあるのかな。でも粟根さんの勝海舟はハマってました。

客演の役者さんは皆好印象でした。主演の森田剛君も、失礼ながらあまり期待していなかったんですが、土佐弁でのひたむきな演技は良かったです。あと身のこなしも流石に格好良かった。ちょうど座席が通路前で、目の前を走っていった時はおおお!と思いました。ヒロインの戸田恵梨香さんは初舞台というのを聞いていたので、これまた不安に思っていましたが健康的な感じで良かった。西岡徳馬さんの山内容堂の食えなさも流石。個人的には田辺誠一さん、池田鉄洋さん、山内圭哉さんの男前な方々がかなりツボでした。

でも、本気でそろそろ新感線色の強い新感線の舞台が見たいんだぜ。五右衛門ロックは中島かずき脚本・いのうえひでのり演出・古田新太主演ときてるんで、久々にドーンと来てくれる事を期待してます。

…でこれ書くのに丸一日かかってるんだな…。難しいな…。

ガンダム00がやっぱり面白いんです。ルイスは良い子だなあ。あと、初めて刹那が可愛く見えた。今週の引きも気になります。
プリキュア。その羽根の折れ方はいいのか!あと珍獣たちの非力っぷりが凄すぎる。せめて人型になればデコピンで跳ね飛ばされる事はないんじゃ…。飛ぶことを忘れてたブンビーさんはどうかと思った。面白いけど。

|

« IZOも行く事になりました。 | トップページ | 身体は糖で出来ている »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/122214/40158209

この記事へのトラックバック一覧です: 森田剛は悪くない。:

« IZOも行く事になりました。 | トップページ | 身体は糖で出来ている »